投資を始めるのはあり?
投資の始め方がいまいちわからない…
投資を趣味として始めることを考えている方に向けて、投資を始める上での注意点や、投資の種類・おすすめの証券会社などを詳しく解説します。
投資を始めるのは今からでも遅くないということを踏まえ、投資に関する知識を深めることで、投資を成功させるためのポイントをご紹介します。
また、初心者が陥りやすい失敗例についても、くわしく紹介いたします。
投資歴16年の私が、投資を趣味として始める際に、参考になる情報を紹介します。
目次
投資を始める3つのメリット
ここでは、投資を始めるメリットについて、解説していきます。
- 資産形成の手段を増やせる
- 退職後の生活資金を確保できる
- 知識や経験を活かせる
メリット1.資産形成の手段を増やせる
投資を始めることで、資産形成の手段が増えます。
預金や貯金だけでは限界があるため、投資を通じて資産運用の幅を広げることができます。
また、投資によりインフレリスクへの対策が可能となり、将来の生活設計に役立てることができます。
メリット2.退職後の生活資金を確保できる
ミドル世代にもなると、退職後の生活資金が気になる時期でもあります。
投資を通じて、退職後の生活資金を増やすことができるでしょう。また、資産運用の経験を積むことで、リタイア後も安心して過ごせるようになります。
メリット3.知識や経験を活かせる
これまでの経験や知識が豊富になります。
その知識や経験を活かして、投資を始めることができます。
自分の得意分野や興味を持っている業界に投資することで、より効果的な資産運用ができるでしょう。
投資の主な種類を知っておこう
ひと口に投資といってもさまざまな種類があります。
主な投資の種類は、以下のとおり。
以下がマークダウン形式の表になります。
種類 | 特徴 |
---|---|
株式投資 | 企業の所有権の一部を購入すること。 株価の上昇や配当金による利益を狙う。 |
投資信託 | プロの運用家が資産を運用し、 その運用成果を投資家に分配する商品。 リスク分散が容易。 |
ETF (上場投資信託) | 株式や債券などの指数を追いかける投資信託。 取引所に上場していて、株式のように売買可能。 |
債権 | 国や企業が資金調達のために発行する借金の証。 定期的に利息を受け取ることができ、元本は償還時に返される。 |
FX (外国為替証拠金取引) | 為替の価格変動を利益にする投資。 レバレッジが効くため大きな利益を得られる可能性がある。 反面、損失リスクも大きい。 |
NISA (少額投資非課税制度) | 投資した利益が非課税となる制度。 一定の上限額があり、個人投資家に優しい制度。 |
iDeCo (個人型確定拠出年金) | 自己負担で積み立てる年金制度。 運用益は非課税で、将来的に年金として受け取る。 |
暗号資産 (仮想通貨) | ブロックチェーン技術を基にしたデジタル資産。 価格変動が激しく、高いリターンを求める投資家に人気。 |
それぞれ詳しく解説していきます。
株式投資
- 株式投資は企業の成長に連動する利益を狙う
- 配当金を受け取ることができる
- 自身で企業を選択する知識が必要
株式投資とは、企業の株式を売買することで、株式市場で人気のある投資形態です。
株式投資は、安定したキャッシュフローを生み出すことができるため、多くの可能性を秘めています。株式投資は、配当金の支払いや、株式を購入したときよりも高く売却したときの株価の上昇によって収入を得ることができます。
株式投資をする前に、株式市場の仕組みや価格の決まり方について知っておくことが大切です。
企業の分析方法、財務状況、競争力などの基本を理解することで、適切な判断ができるようになります。また、株式の買い時、持ち時、売り時を知ることも重要です。
貯蓄を株式に変えることは、資産を増やすための素晴らしい方法ですが、株式投資には市場の変動とリスクが避けられない要素であることを念頭に置き、慎重な計画と株式市場に関する知識を持つことが重要です。
投資信託
- プロが運用するため、自身で選定する手間がない
- リスク分散が容易
- 運用結果に応じて費用(信託報酬)がかかる
投資信託とは、債券や株式、金融商品など様々な有価証券に投資する投資手段です。
基本的には、プロのファンドマネジャーによって管理されるさまざまな投資のポートフォリオを運用するのが投資信託です。
投資信託は、個別の株式投資と比べてリスクを軽減し、小口投資家でも大規模な投資プールの一部になることができ、リターンを最大化する上で鍵となる分散を達成するための素晴らしい方法です。
個別の株式投資を運用するのが面倒な方は、投資信託から始めてみることをおすすめします。
ETF(上場投資信託)
- 指数と連動するリターンを得ることが可能
- 株式と同様に売買が可能
- 信託報酬が投資信託よりも低い傾向
ETFは、証券取引所で取引される証券の一種です。
ETFは、投資信託と同じような特徴と性能を持つように作られていますが、投資信託とは異なり、ETFは一日中証券取引所で取引されており、一日の終わりに一度だけ価格が決まる従来のファンドとは異なっています。
ETFは、低コストであることや多様な資産に投資できることなどから、多くの個人投資家にとって魅力的な投資商品です。
また、ETFはシンプルで分かりやすいため、投資家は低い初期投資額で株式市場にアクセスすることができます。
債権
- 定期的な利息収入を得ることができる
- 元本返済が確定している(発行者が倒産しない限り)
- 低リスク・低リターンが特徴
債券投資は株式投資と比較して、固定収益率、固定満期日、上昇の可能性が限定された比較的短期間の投資です。
一般に、債券投資は投資ポートフォリオの分散に役立ち、株式投資と債券投資の相関が低いため、分散効果を得ることができます。
さらに、債券投資は株式投資と比較して流動性が高いことが多く、一般的に株式投資よりもリスクが低いです。
FX(外国為替証拠金取引)
- 為替の価格変動から利益を得る
- レバレッジを利用できる
- 高リスク・高リターンの投資
FX(外国為替証拠金取引)とは、さまざまな種類の通貨を取引する投資の一種です。
この種の取引は、ブローカーを通じてレバレッジ(自分の口座よりも多くの資金で取引すること)を利用することで、マーケットで優位に立つことができます。
外国為替市場(Forex)は、世界で最も大きく、流動性の高い市場で、毎日何兆ドルもの通貨が売買され、取引されています。
しかし、市場環境の変動に伴い、国家間の為替レートはいつでも変化する可能性があり、不安定な市場でもあります。
したがって、外国為替市場のニュースや最新情報に精通し、投資に万全を期すことが最も重要です。
さらに、外国為替証拠金取引では、ペアで取引し、リスクとリターンの比率に注意するなど、高度なリスク管理戦略が必要です。
他の投資と同様に、取引を行う前にリスクとリターンを適切に比較検討することが不可欠です。
NISA(少額投資非課税制度)
- 投資利益が非課税
- 一定の上限額がある
- 個人投資家向けの制度
NISA(ニーサ)とは、株式や投資信託、外国為替証拠金取引、一部の外国債券など、さまざまな選択肢で投資を行う方に非課税の機会を提供する制度のことです。
2014年に日本で創設されたNISAは、個人が年間120万円まで積み立てることができる老後資金準備制度です。
NISAは老後資金の貯蓄として魅力的なだけでなく、非課税というインセンティブの恩恵を受けることができるため、投資の収益性を高めることにもつながります。
NISAはまた、いつでも好きなときに投資にアクセスすることができ、必要なときに投資の上乗せや資金の引き出しを行うことも可能です。
投資家は、投資に関する運とリスクを制限するために、独自の規制とパラメータを設定することができます。NISAは、投資を最大化し、非課税のセキュリティで成長させることを求める人々にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
NISAは非課税で運用できるため、老後資金としてぜひとも始めておきたいところです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 長期的な投資に適している
- 運用益が非課税
- 退職金として一定の収入を確保できる
iDeCoは、老後の収入を確保するために作られた国民年金です。
個人型確定拠出年金は、老後の生活資金をわかりやすく、かつ柔軟に準備することができる制度です。iDeCoは、他の年金制度とは異なり、老後の目標、リスク許容度、財務能力に基づいて、個人別の投資プランを選択することが可能です。
つまり、加入者は自分独自のニーズに合った退職金制度を構築することができるのです。
iDeCoは、従来の確定給付型年金とは異なり、事業主の負担を軽減し、税制優遇を受けながら老後資金を確保することができます。
iDeCoは、自分で運用できる柔軟性と、プロが運用する安心感を併せ持つ、退職金積立の選択肢として注目されています。
暗号資産(仮想通貨)
- 高い利益を狙える可能性がある
- 価格の変動が大きい
- 独自の知識が必要
暗号資産は、デジタル資産または仮想通貨とも呼ばれ、電子的に保存、送受信される価値あるデジタル資産です。
暗号資産の中で最もよく知られている暗号通貨は、ブロックチェーン技術として知られる分散型分散台帳を使用した交換媒体として使用される、暗号化された仮想通貨の一形態です。
暗号通貨を所有する場合、資産を守るために安全なハブやウォレットを取り入れ、資産を保護する責任があります。
怖いと思うかもしれませんが、暗号通貨の基本を理解することで、安全な取引を行うだけでなく、暗号ポートフォリオに投資し分散化するために必要なノウハウを身につけることができます。
安全でグローバル、ピアツーピアの特性を持つ暗号通貨は、イノベーターによる破壊の可能性が大きく、従来の決済ネットワークに取って代わる可能性があり、投資して理解すべき有力な資産と言えます。
投資を始める際のポイント3つ
投資を始める場合、いくつかのポイントがあります。
- 投資の基礎知識を学ぶ
- 目標を設定する
- 投資は余剰資金で始める
ポイント1.投資の基礎知識を学ぶ
投資を始めるためのポイントは、まず投資の基本を学ぶ必要があることです。
そのためには、さまざまなリスクレベルや投資方法を調べることが大切です。
さらに、株式投資の利点は、配当金やインデックスファンドなどの株式投資のスピードに乗ることが容易であることです。本当に始めたばかりで、リスクを嫌う人は、債券などの低リスクの投資に集中した方がいいかもしれません。
そうすれば、株式市場の変動に左右されることなく、より安全に財産を増やすことができます。
最も重要なことは、常に計画を立て、それを実行に移すことです。
いつ、いくら投資するかという計画を立ててポートフォリオを作成しましょう。そうすることで、長期的な戦略に集中でき、適切な判断で投資の成果を上げることができるのです。
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ポイント2.目標を設定する
自分の経済的な目標を理解し、何を達成しようとしているのか現実的に考えることが重要です。
目標計画を立てることで、自分のリスクレベルや投資すべき金額をより明確に把握することができるようになります。
また、時間の経過とともに自分のポートフォリオを把握し、市場や経済の変化に応じて調整するのに役立ちます。
投資によって何を達成したいのかを知り、貯蓄をその目標達成のために使うことが大切です。
「老後の生活資金を確保する」「ある年齢までに億万長者になる」「家族に経済的な安定を与える」など、さまざまな目標が考えられます。
目標を設定することは、使いすぎを防ぎ、どのような投資に重点を置くべきかを知る上でも役立ちます。
例えば、長期的な利益を求めるのであれば、株式やリスクの少ない投資に注力するのがよいでしょう。
より即効性のあるリターンを求めるのであれば、株式や債券に投資するのがよいでしょう。
投資の種類を検討するだけでなく、あなたが取ることをいとわないどのくらいのリスクとあなたが投資する予定どのくらいのお金を把握する必要があります。
ここでは予算が重要で、あなたの経済的目標とリスク許容度を反映させる必要があります。
予算と目標が決まれば、適切なファンドの調査に専念できます。もちろん、それらの投資のパフォーマンスを常に確認し、目標に到達する方法をより良く理解できるようにします。
ポイント3.投資は余剰資金で始めること
投資は必ず余剰資金で始めましょう。
余剰資金とは、日々の生活費や緊急時の資金も用意し、老後の資金も考えた上で、残ったお金ということです。
注意すべきは、投資を決定する前に、予期せぬライフイベントに備えて緊急資金を準備しておくことが極めて重要です。
また、株式投資の場合はハイリスク・ハイリターンとなるため、投資を分散させることも重要。
つまり、よく調べて、株式、債券、投資信託を組み合わせたポートフォリオを作成することをおすすめします。
また、リスク許容度やライフスタイルを考慮した上で、自分に合った投資方法を選択することが賢明です。
投資は無理をする必要はありません。お金を最大限に活用するための資料やテクニックはたくさんあります。
投資初心者が陥りやすい7つの失敗例と対策
投資初心者が陥りがちな失敗例とその対策について、さらに詳しく解説します。
これらのポイントを押さえることで、失敗を回避し、より安全な投資活動ができるようになります。
- 過度なリスクを取る
- 情報に流される
- 無計画な投資
- 手数料や税金を軽視する
- 過信や感情に左右される
- タイミングを見極められない
- 適切な情報収集ができない
失敗例1:過度なリスクを取る
高いリターンを追求し過ぎて、過度なリスクを取ることがあります。
これにより、大きな損失を被ることがあります。
対策
リスクとリターンのバランスを適切に保ち、自分に合った投資スタイルを見つけましょう。また、分散投資を行いリスクを軽減することも大切です。
失敗例2:情報に流される
情報に流される形で投資判断を下すことがあります。
その結果、冷静な判断ができず、失敗することがあります。
対策
情報をしっかりと吟味し、冷静な判断を心掛けることが大切です。また、自分の投資方針を明確にしておくことも重要です。
失敗例3:無計画な投資
目標や計画を立てずに、無計画な投資を行ってしまうことがあります。
これにより、資産運用がうまくいかないことがあります。
対策
投資目標や期間を明確にし、資産運用に対する計画を立てましょう。また、定期的に投資状況を見直すことも大切です。
失敗例4:手数料や税金を軽視する
手数料や税金を軽視し、その影響を考慮しない投資判断を行うことがあります。
その結果、利益が大幅に減ることがあります。
対策
投資を行う前に、手数料や税金をしっかりと理解し、それらを考慮した投資判断を行いましょう。
失敗例5:過信や感情に左右される
過信や感情に左右される形で投資判断を行うことがあります。
その結果、冷静な判断ができず、失敗することがあります。
対策
過信や感情に左右されず、客観的な視点を持つことが大切です。
自分の弱点や課題を理解し、状況を冷静に分析することが重要です。また、経験や知識を積むことで、過信や感情に左右されるリスクを軽減できます。
失敗例6:タイミングを見極められない
投資のタイミングを見極めることが難しいことがあります。そのため、相場の高値で買ってしまったり、低値で売ってしまったりすることがあります。
対策
タイミングを完璧に見極めることは難しいので、積立投資や定期的な資産の見直しを行い、タイミングに左右されずに投資を行うことが大切です。
失敗例7:適切な情報収集ができない
初心者投資家は、適切な情報収集ができず、不十分な情報に基づいて投資判断を行うことがあります。
その結果、損失を被ることがあります。
対策
信頼性の高い情報源を活用し、正確な情報収集を行うことが大切です。
また、投資に関する知識を積み重ねることで、情報収集力が向上します。
おすすめの証券会社
ここでは、投資を始める人に向けて、おすすめの証券会社を3つ紹介します。
【SBI証券】手数料の安さと豊富な情報量で投資をサポート
SBI証券は、低コストで取引できることで知られ、手数料の安さが魅力となっています。
また、多様な金融商品を取り扱っており、投資初心者から上級者まで幅広くカバーしています。
情報提供も充実しており、ユーザーが投資判断を下す際の情報収集に役立ちます。
>> SBI証券
コストパフォーマンスと情報提供のバランスが優れた証券会社です。
【楽天証券】ユーザーフレンドリーなインターフェースで快適投資
楽天証券は、そのユーザーフレンドリーな操作画面が評価されています。
初心者でも使いやすい設計になっており、投資の初学者にも適しています。また、楽天のサービスとの連携も充実しており、ポイントを活用した取引も可能です。
>> 楽天証券
使いやすさと楽天エコシステムの利便性を併せ持つ証券会社
【auカブコム証券】スマホ操作でいつでもどこでも投資
auカブコム証券は、スマートフォン向けの取引が可能な証券会社です。
スマホアプリの操作性が高く評価されており、移動中や外出先でも簡単に取引が行えます。
auユーザー向けのサービスが充実しており、ユーザーに対するメリットが大きいです。
>> auカブコム証券
モバイル取引に優れ、auユーザーに特化した証券会社
投資を成功させるために
目標を設定し、調査をしたら、いよいよ投資を始めましょう。
株式投資には、上述したように個別銘柄の購入から投資信託まで、さまざまな方法があります。どのように投資を配分するかは重要であり、個々の計画に基づいて決定する必要があります。
一般的に投資信託やインデックスファンドなど、より多様な選択肢に投資することをお考えください。そうすることで、より確実な運用ができ、リスクも少なくなります。
投資をする際には、自分が一度に投資できる金額を把握することが大切です。
一般的には、一度に多額の資金を投資するよりも、時間をかけて少しずつ投資する積立方式がよいでしょう。
私も約15年、毎月積立方式でインデックスファンドに投資をしています。
そうすることで、リスクを最小限に抑え、より管理しやすい投資を行い、長い目で見てより良いリターンを得ることができるのです。
投資を行ったら、それを監視し、必要に応じて調整することが重要です。株式市場や経済の動向を把握し、その変化に応じて投資を変更することが重要です。
投資に目を配り、必要に応じて調整を行うことで、リターンを最大化し、投資を成功させることができるのです。
まとめ
投資を始めることは、あなたの経済的な将来を確保するための優れた方法です。
このブログ記事で取り上げたように、投資をする前に考慮すべき重要なポイントがいくつかあります。
投資の基本を理解した上で、自分の経済的な目標を達成するために計画を立て、投資を始めることができるのです。