「ノイズキャンセリングヘッドホンって、長時間つけても耳が痛くならないものなの?」
「大人になってから、家族の生活音を気にせず集中したい!」
在宅ワーク中は、家族の生活音や物音が気になって集中できないという悩みを抱える40代・50代が少なくありません。
ノイズキャンセリングヘッドホンは生活音を遮断できる便利なアイテムですが、側圧や重さが原因で数時間つけていると耳やこめかみが痛くなるという声もよく聞きます。
この記事では、疲れないノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶポイントと、大人におすすめのモデル5選、耳を覆いたくない人向けの骨伝導イヤホンまで、まとめて解説します。
✅ この記事をおすすめできる人
- 在宅ワーク中に家族の生活音が気になり、ノイズキャンセリングヘッドホンの導入を検討している人
- 密閉型ヘッドホンの側圧や重さで耳やこめかみが痛くなった経験がある人
- メガネをかけたまま長時間使える快適なモデルを探している人
- 耳を完全に覆いたくない人向けの骨伝導イヤホンにも興味がある人
ノイズキャンセリングヘッドホンで耳が疲れる、大人が抱える3つの悩み
まずは、ノイズキャンセリングヘッドホンを長時間使うとなぜ耳が疲れてしまうのか、その原因から整理していきます。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
ノイズキャンセリングヘッドホンで大人が疲れを感じる3つの原因
- 長時間の側圧による頭部・こめかみの締め付け
- 密閉型ヘッドホンの重量とムレによる負担
- メガネ・老眼鏡との干渉によるこめかみの圧迫
長時間使用による側圧の締め付けがこめかみを圧迫する
ヘッドホンを頭に固定するための「側圧」は、ズレ落ちを防ぐために欠かせない構造です。
ただし側圧が強すぎるモデルを長時間つけていると、こめかみや頭頂部が締め付けられ続け、数時間後には頭痛のような不快感につながることがあります。
特にオンライン会議が続く日は、側圧の強いヘッドホンを何時間もつけっぱなしにしがちで、気づかないうちにこめかみに負担が蓄積しています。
肩や首のコリと同様に、頭部の締め付けも慢性化すると疲労として蓄積していくため、在宅ワークの肩こり対策とあわせて意識しておきたいポイントです。

ポイント
- 会議の合間にヘッドバンドを軽く緩めて圧を逃がす
- 側圧の数値は非公開なことが多いため試着で確認する
- 頭痛が出やすい人は側圧の弱いモデルを優先する
密閉型ヘッドホンの重量とムレによる負担
密閉型のノイズキャンセリングヘッドホンは、遮音性を高めるためにイヤーパッドがしっかり耳を覆う構造になっています。
この構造は静けさを確保できる一方で、耳のまわりが蒸れやすく、夏場や長時間の使用では汗によるベタつきを感じやすくなります。
本体重量が250gを超えるモデルだと、数時間の使用でうなじや首の付け根にも重さを感じるようになり、疲労の原因になります。
密閉型を選ぶ場合は、通気性のよいイヤーパッド素材かどうかも忘れずに確認しておきたいところです。
ポイント
- 合皮素材は蒸れやすく、ベロアやメッシュは通気性が高い
- 本体重量220〜250g台を目安に選ぶ
- 長時間使う日は1〜2時間おきに外して休ませる
メガネ・老眼鏡との干渉によるこめかみの圧迫
40代・50代になると、PC作業用のブルーライトカット眼鏡や老眼鏡を併用する人が増えてきます。
ヘッドホンのイヤーパッドがメガネのつるを挟み込む形になると、その部分だけ圧力が集中し、こめかみに独特の痛みが出ることがあります。
メガネユーザーの場合、イヤーパッドの厚みとやわらかさがそのまま快適さを左右すると言っても過言ではありません。
厚生労働省 e-ヘルスネットでは、大音量を長時間聴き続けることが「ヘッドホン難聴」のリスクを高めると紹介されています。
ノイズキャンセリング機能で周囲の雑音そのものを減らせれば、音量を上げなくても快適に聴けるため、耳の健康を守る意味でも疲れにくいモデル選びには価値があります。
注意点
- 側圧の強いモデルを試着せずに購入しない
- メガネ併用時はパッドの厚み・やわらかさを必ず確認する
- 大音量で長時間使い続けない
疲れないノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶ3つのポイント
耳が疲れる原因がわかったところで、次は疲れないモデルを見極めるための具体的な選び方を見ていきます。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
疲れないノイズキャンセリングヘッドホンの選び方
- 側圧とイヤーパッドの素材を確認する
- 重量200g台の軽量モデルとノイキャンの自然さを見る
- メガネ併用時の側圧調整・パッド交換のしやすさを見る
側圧とイヤーパッドの素材を確認する
側圧の強さはスペック表に数値で載っていないことが多く、実際に試着するか、レビューの装着感コメントを参考にするのが確実です。
イヤーパッドの素材は、低反発ウレタンやメモリーフォームのものだと圧力が分散されやすく、耳まわりへの負担が軽くなります。
合皮素材は蒸れやすい一方、ベロア調やメッシュ素材は通気性が高く、長時間の在宅ワークとの相性がよいです。
重量200g台の軽量モデルとノイズキャンセリングの効きの自然さを見る
本体重量は220〜250g台のモデルを目安にすると、長時間つけていても首や頭への負担を感じにくくなります。
あわせて確認したいのが、ノイズキャンセリングの効き方の「自然さ」です。
耳の奥がキーンと圧迫されるような不自然なノイズキャンセリングは、音を遮断できていても脳が違和感を感じ続け、かえって疲労の原因になります。
店頭試着や口コミで「圧迫感が少ない」「自然にかかる」と評価されているモデルを優先すると失敗が少なくなります。
疲れにくいアイテムを選ぶという視点は椅子選びとも共通していて、40代のデスクワークで疲れにくい椅子の選び方でも同じような基準で解説しています。
メガネ併用時は側圧調整・パッド交換のしやすさをチェックする
メガネをかけたまま使う頻度が高い人は、側圧を自分で調整できる機構があるかどうかを必ず確認してください。
一部のモデルはヘッドバンドの締め付けを数段階で調整でき、メガネのつるに当たる部分の圧力を弱められます。
イヤーパッドが交換パーツとして販売されているモデルであれば、へたってきたときに買い替えずに済み、長く快適な装着感を保てます。
ポイント
- 試着かレビューで側圧の強さを確認する
- 重量220〜250g台を目安にする
- パッド交換パーツの有無も長く使う上で重要
大人におすすめの疲れないノイズキャンセリングヘッドホン5選
ここからは、疲れにくさと性能のバランスを踏まえて、大人におすすめのノイズキャンセリングヘッドホンを5つ紹介します。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
大人におすすめの疲れないノイズキャンセリングヘッドホン
- SONY WH-1000XM6
- Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)
- audio-technica ATH-HL7BT
- Anker Soundcore Space One
- Sennheiser ACCENTUM Plus
| モデル | タイプ | 重量 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| SONY WH-1000XM6 | 密閉型 | 約254g | 5万円台 |
| Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代) | 密閉型 | 約250g | 5万円台 |
| audio-technica ATH-HL7BT | 開放型 | 約220g | 1.6万円台 |
| Anker Soundcore Space One | 密閉型 | 約265g | 1万円前後 |
| Sennheiser ACCENTUM Plus | 密閉型 | 約227g | 2万円台〜 |
SONY WH-1000XM6(バランス重視の万人向けモデル)
SONY WH-1000XM6は、新開発のノイズキャンセリングプロセッサ「QN3」を搭載し、自然でありながら強力な遮音性能を実現したモデルです。
本体重量は約254gで、側圧も歴代モデルの中で穏やかな設計になっており、長時間つけていても圧迫感が少ないと評判です。
折りたたみ構造が復活したことで持ち運びやすくなり、在宅と外出先の両方で使いたい人にも向いています。
こんな人におすすめ
- 音質と静けさのバランスを両方妥協したくない人
- 在宅と外出先の両方でヘッドホンを使いたい人
Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)(装着感重視モデル)
Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)は、Boseならではの柔らかいイヤーパッドとヘッドバンドで、長時間の装着感に定評があるモデルです。
本体重量は約250gですが、頭部への圧力を分散させる設計により、数値以上に軽く感じるという声が多く見られます。
最大30時間再生に対応しており、丸一日の在宅ワークでもバッテリー切れを気にせず使い続けられます。
こんな人におすすめ
- 装着感の柔らかさを最優先したい人
- 長時間のオンライン会議が多い人
audio-technica ATH-HL7BT(開放型・軽量重視モデル)
audio-technica ATH-HL7BTは、密閉型が主流のワイヤレスヘッドホンの中で珍しい、開放型(オープンエアー)構造を採用したモデルです。
本体重量は約220gと軽く、耳を密閉しないぶん蒸れにくく、長時間の在宅ワークでも快適さが続きます。
アクティブなノイズキャンセリング機能こそ搭載していませんが、生活音を完全に遮断せず、家族の気配を適度に感じながら作業したい人には理にかなった選択肢です。
こんな人におすすめ
- 耳の蒸れやムレが苦手な人
- 家族の気配を完全には遮断したくない人
Anker Soundcore Space One(コストパフォーマンス重視モデル)
Anker Soundcore Space Oneは、1万円前後という価格ながら、上位モデルに迫るノイズキャンセリング性能を備えたコストパフォーマンスの高いモデルです。
本体重量は約265gとやや重めですが、側圧が控えめに設計されており、価格を抑えつつ疲れにくさも両立したい人に向いています。
最大55時間の連続再生に対応しているため、充電の頻度を減らしたい人にもおすすめです。
こんな人におすすめ
- 初めてノイズキャンセリングヘッドホンを試す人
- 価格を抑えつつ疲れにくさも重視したい人
Sennheiser ACCENTUM Plus(音質重視モデル)
Sennheiser ACCENTUM Plusは、音響メーカーならではの豊かな音質と、周囲の騒音レベルに応じて自動調整される「アダプティブハイブリッドANC」を搭載したモデルです。
本体重量は約227gと比較的軽量で、50時間再生に対応するロングバッテリーも魅力です。
音楽鑑賞や動画視聴の音質にもこだわりたい大人に向いている一台です。
こんな人におすすめ
- 音質にもこだわって選びたい人
- 軽量さと長時間バッテリーを両立させたい人
ノイズキャンセリングヘッドホンが合わない人には骨伝導イヤホンという選択肢もある
耳をしっかり覆うタイプがどうしても苦手な人には、骨伝導イヤホンという別の選択肢もあります。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
ノイズキャンセリングヘッドホンに代わる骨伝導イヤホンという選択肢
- 骨伝導イヤホンが疲れにくい理由
- 在宅ワークで骨伝導が向いている人・向いていない人
- おすすめの骨伝導イヤホン
骨伝導イヤホンが疲れにくい理由
骨伝導イヤホンは、頬骨のあたりに振動を伝えて音を届ける仕組みで、耳の穴や耳全体を塞がずに使えるのが最大の特徴です。
密閉型ヘッドホンのような側圧やイヤーパッドの圧迫がそもそも発生しないため、長時間つけていても耳やこめかみが痛くなりにくくなります。
本体重量も30g前後と非常に軽く、メガネと併用してもつるへの干渉がほとんど気にならない点も大きなメリットです。
在宅ワークで骨伝導が向いている人・向いていない人
骨伝導イヤホンは、家族の呼びかけや来客のインターホンに気づきたい人、周囲の気配を完全には遮断したくない人に向いています。
一方で、耳を密閉しないぶん周囲の生活音そのものはある程度聞こえてしまうため、完全な静寂を求める人には物足りなく感じられることもあります。
「生活音を多少感じながらでも集中したい人」は骨伝導、「生活音を完全に遮断して没入したい人」はノイズキャンセリングヘッドホン、というのが基本的な使い分けの目安です。

注意点
- 骨伝導は生活音を完全には遮断できない
- 音漏れがやや気になるモデルもある
- 低音の再生には密閉型ヘッドホンほどの迫力はない
おすすめの骨伝導イヤホン Shokz OpenRun Pro 2
Shokz OpenRun Pro 2は、骨伝導と気導のドライバーを組み合わせた「DualPitch」技術により、骨伝導特有の物足りない低音を補ったモデルです。
本体重量はわずか約30.3gで、IP55の防水・防塵性能も備えているため、家事をしながらの「ながら聴き」にも向いています。
連続再生は最大12時間、専用ケース併用で最大40時間まで使えるため、バッテリー残量を気にせず在宅ワークに使えます。
こんな人におすすめ
- 耳を完全に塞ぎたくない人
- 家事や来客対応をしながら「ながら聴き」したい人
💬 コラム
在宅ワーク中に集中力を高める手段として、密閉型のノイズキャンセリングヘッドホンは非常に有効です。しかし、生活音を遮断できる快適さがある反面、一日中つけっぱなしにするような長時間の連続使用は、頭痛や体調不良を引き起こす原因になるため注意が必要です。
特に側圧(耳を挟み込む力)が強いモデルを長時間着用し続けたり、メガネのつるがパッドに挟まれて局所的な圧迫が加わったりすると、頭部への負担が大きくなります。こうした状況を回避するためには、一つのアイテムに頼り切るのではなく、作業内容や状況に応じてオーディオ機器を使い分けるアプローチが効果的です。 例えば、外部の音を適度に取り込める「開放型ヘッドホン」や、耳を塞がない「骨伝導イヤホン」を選択肢に加える方法があります。「集中したい時間にはノイズキャンセリング」「長時間の会議や資料作成には骨伝導」といった形で使い分ければ、耳や頭部への負担を大幅に軽減できます。在宅ワークの生産性を維持するためには、遮音性だけでなく、身体への負担を考慮した快適なガジェット選びが重要です。書斎全体の環境を整えることも、耳や目の疲れを溜め込まない在宅ワークにつながります。書斎の照明で目が疲れる原因と対策もあわせてチェックしてみてください。
ノイズキャンセリングヘッドホンの疲れない使い方に関するよくある質問
Q:ノイズキャンセリングヘッドホンをつけていると家族の声が聞こえなくなりませんか?
A:多くのモデルには外音取り込みモードが搭載されており、ボタン一つで周囲の声やインターホンの音を取り込めます。来客や子どもの呼びかけが多い時間帯だけ外音取り込みに切り替えれば、気づけないリスクを減らせます。
Q:側圧が強いかどうかは、購入前にどう確認すればいいですか?
A:家電量販店で試着し、頭を軽く振ってもズレず、かつこめかみに強い圧迫を感じないかを確認するのが確実です。試着できない場合は、購入者レビューの「装着感」「側圧」に関するコメントを重点的にチェックしてください。
Q:メガネをかけていても疲れないヘッドホンはありますか?
A:厚みのある低反発イヤーパッドを採用したモデルや、側圧を調整できるモデルであれば、メガネのつるへの圧迫が軽減されます。本記事で紹介したBose QuietComfort Ultra Headphonesやaudio-technica ATH-HL7BTは、メガネユーザーからの評価も高いモデルです。
Q:ノイズキャンセリングヘッドホンと骨伝導イヤホン、どちらを選べばいいですか?
A:生活音を完全に遮断して集中したい人はノイズキャンセリングヘッドホン、家族の気配を感じながら「ながら聴き」をしたい人は骨伝導イヤホンが向いています。両方を用途によって使い分けている人も少なくありません。
まとめ
ノイズキャンセリングヘッドホンで耳が疲れる原因の多くは、側圧の強さと重量、そしてメガネとの干渉にあります。
側圧とイヤーパッドの素材、200g台の軽量さ、ノイズキャンセリングの効きの自然さを基準に選べば、長時間つけていても疲れにくいモデルに出会えます。
耳を完全に覆うことに抵抗がある人は、骨伝導イヤホンという選択肢もあわせて検討してみてください。
家族の生活音を程よく遮りながら、無理なく在宅ワークに集中できる一台を、ぜひ見つけてみませんか?
耳への負担を減らすことは、これから先も長く続くデスクワークを支える体づくりの一部にもなります。