リモートワークが日に日に主流になりつつありますが、
「リモートワークは楽なのか、それとも疲れるのか」
という疑問は残ります。
リモートワークには、ある程度の規律や整理整頓、集中力が必要なため、自分に合っているのか、判断に迷うところです。
この問いに答えるために、私自身の7年間のリモートワーカーとしての経験をもとに、その答えを導きたいと思います。
この記事では、リモートワークが簡単に感じられる5つの理由、リモートワークが難しい5つの理由、そしてリモートワークを成功させるためのポイントについて解説していきます。
目次
リモートワークが楽だと感じる5つの理由

リモートワークが楽だと感じる理由は、次のとおりです。
- 仕事をコントロールできる
- どこにいても仕事ができる
- 服装が自由
- 休憩が取りやすい
- 自律性を高められる
それぞれ解説していきます。
仕事をコントロールできる
リモートワークでは、通勤時間が不要になるため、目の前の仕事に集中する時間が増え、迅速かつ効率的に仕事をこなすことができます。
そのため、家族や他の活動に時間を割くことができ、特に忙しい共働きの親にとっては有益なことです。
自宅にいながら仕事ができることで、ストレスも少なく、仕事と家庭の両立も可能です。自分の病気や持病を管理している人は、リモートワークによって生活がずっと楽になります。
さらに、リモートワークではオフィスやお気に入りのカフェなど、どこにいても仕事ができる柔軟性があります。
また、自分のリソースを活用することで、生産性を高め、より良い労働環境を実現することができます。
どこにいても仕事ができる
リモートワークだからと一日中仕事部屋に座っている必要はなく、ノートパソコンを持ってビーチや公園、カフェに出かけても仕事をすることも可能です。
ストレスの多いオフィス環境に縛られ、厳しいスケジュールに追われる心配もありません。
さらに、自分のワークスタイルに合わせて職場環境をカスタマイズし、生産性を高めることも可能です。
服装が自由
オシャレができるパジャマのまま自宅で仕事をしたい日もあれば、もっとプロフェッショナルな格好で仕事をしたい日もあるでしょう。
リモートワークでは、自分のドレスコードを自由に決めることができます。
休憩が取りやすい
従来のオフィスでの仕事では、休憩時間が制限されることが多かったのですが、リモートワークでは一日中短い休憩時間を取ることができます。
ストレッチや瞑想、散歩など、この時間は心身の健康にとって非常に有益です。
自律性を高められる
リモートワークでは、意思決定や創造的な思考をするために、より多くの自主性を持つことができます。
また、共同作業をする相手やデジタルコミュニケーションツールも自分で選ぶことができます。このような自律性は、自由な感覚をもたらし、より効率的で生産的な働き方を可能にします。
リモートワークは疲れると感じる5つの理由

リモートワークは疲れると感じる理由は、次のとおりです。
- 孤立感を感じることがある
- 自発的な行動が必要
- 気が散ることを管理する必要がある
- テクノロジーを使いこなす必要がある
- 燃え尽き症候群になる可能性がある
それぞれ解説していきます。
孤立感を感じることがある
リモートワークが辛いと感じる理由のひとつに、孤立感を感じることがあります。
リモートワークには、フレキシブルなスケジュールや職場の喧騒を避けることができるなど、多くの利点があります。
しかし、他の人と交流することがないと、その柔軟性が精神的な負担になることもあります。孤立は孤独を招き、士気や生産性を低下させることもあります。
自発的な行動が必要
リモートワークが大変な理由のひとつは、より自発的な行動が求められることです。
明確な目標を設定し、誰の指示もなく業務を遂行することができなければなりません。また、同僚や上司と同じ部屋にいなくても、質の高い仕事をするためには、多くの規律と強い献身が必要です。
リモートワークでは、インターネットを使ったコミュニケーションに慣れている必要があります。コミュニケーション、コラボレーション、生産性向上のために、さまざまな種類のテクノロジーやデジタルツールを使用することが求められます。
気が散ることを管理する必要がある
リモートワークで働いていると、気が散ることも少なくありません。
テレビの前に座ったり、家事をしたり、SNSをスクロールすることに夢中になったりと、1日にこなせる仕事の量を奪ってしまいます。
リモートワークで生産性を最大化するためには、気が散るものを管理することが重要です。
テクノロジーを使いこなす必要がある
リモートで仕事をするということは、これまで以上にテクノロジーに頼ることになります。
インターネット接続が遅かったり、ノートパソコンが壊れたりすると、これらの問題が遅延やフラストレーションの原因となります。
燃え尽き症候群になる可能性がある
リモートワークは人によっては、仕事とプライベートの境目がなくなり、いくらでも働ける環境になってしまいます。
また、リモートワークの柔軟性は、納期を守るために余分な労働を強いられることを意味します。このような場合、適切に管理されないと、圧倒され、過労を感じるようになる可能性があります。
リモートワークを成功させるには?

リモートワークで成功させるための方法は以下のとおりです。
- 自分の目標を明確にする
- スケジュールと仕事の進め方を決める
- 快適なワークスペースを確立する
- メンバーとの関係構築に努めること
- 積極的かつ意欲的に仕事に取り組むこと
リモートワークを成功させる鍵は、組織的かつ効率的なアプローチをとることです。
リモートワーカーとして、信頼できるルーチンを確立し、それを守る必要があります。生産性を上げるために必要なツールやリソース、例えば信頼できるインターネット接続、適切なワークスペース、リモートコミュニティなどを確保することです。
さらに、一日を通して休憩を取り、心身の健康を保つための時間を確保することも重要です。全体として、構造と規律を維持し、自分自身に息抜きの時間を与えることが、あなたの救いになるのです。
まとめ
この記事では、リモートワークは楽なのか?それとも辛いのか?歴7年のリモートワーカーがそれぞれ解説しました。
ここで解説したように、リモートで仕事をすることは、見かけほど簡単ではありません。
リモートワークには多くの利点がある一方で、乗り越えなければならないハードルも多くあります。
リモートワークの浮き沈みを認識し、時間をかけて適切な準備をすることが重要です。