Webライターって思ったより稼げないし、もうやめたい。
文章書くのがつらくなってきた。もうやめたい。
Webライターの仕事は思ったよりきつくて、やめたいと考えている方も多いです。
実際に本業でも20万以上の収入があるWebライターはほんの一握りです。
ここではWebライターを実際にやめたくなる理由と、実体験から続けるべき理由について解説していきます。
目次
Webライターをやめたい理由7選

Webライターをやめたいと思う主な理由は次のとおりです。
- 報酬が安くて生活が成り立たない
- ライバルが多い(誰でもなれる)
- 文章を書くのがしんどくなる
- 楽して稼げると思っていた
- 納期に追われて仕事とプライベートの両立が難しい
- 安定した収入を得られない
- 仕事を獲得するまでが面倒
理由1.報酬が安くて生活が成り立たない
初心者がWebライターを始めた場合、クラウドソーシングサービスを利用するケースが多いと思いますが、単価が安すぎる問題があります。
文字単価も1円以下の案件が多数を占めるので、もし文字単価が0.5円の仕事を受注した場合、次のとおりです。
- 2,000文字書いて1,000円
- そこからシステム手数料引かれて800円
- その仕事に3時間かけたら時給267円
最低賃金を余裕で下回る時給の低さですね……。
ですが、時給換算で実際にこの程度の収入しか得られない人もいます。
1カ月フル回転で頑張っても10~20万程度しかならない場合がほとんどです。
1日8時間労働ではなく、朝早くから夜遅くまで実働14時間とか働いてもこれくらいの収入にしかならない場合があります。
「これなら普通にアルバイトしていたほうがマシじゃん!」
と思えてきますし、収入が低すぎて年金や健康保険の支払いも滞ってしまうことも……。
こんなことを続けてはWebライターの仕事が嫌になってくるのも当然です。
理由2.ライバルが多い(誰でもなれる)
Webライターは参入障壁が低く、なろうと思えば誰でもなれます。
そして、誰でもできる仕事は単価が低くて当たり前です。しかもライバルが多いのでクラウドソーシングで文字単価1円の案件に応募が殺到しているのもよく見かけます。
報酬を少しでも高く得るためには頭一つ抜け出さないときびしいでしょう。
とくに本業でWebライターをやっている人は、副業のライターさんと同じ土俵で仕事をしてはいけないと思います。
理由3.文章を書くのがしんどくなる
文章を書くのが好きでWebライター始めた人でも、毎日役に立つかどうかわからない記事を大量に書かされては、そのうち文章を書くのがしんどくなります。
とくにどうしても興味の持てない分野の場合、集中力が落ちるしリサーチも億劫になってきます。そうなると生産性が落ちて、収入もその分減るという悪循環におちいります。
また、SEOでガチガチに固めたこたつ記事を量産していると、むなしさがこみ上げてくこともあるのではないでしょうか。
理由4. 楽して稼げると思っていた
多くのWebライターが陥る誤解の一つが、「簡単にお金が稼げる」という幻想です。
ネット上では、「在宅で楽に稼げる!」といった誇大広告が目に付きますが、現実は違います。
良質な記事を書くには、十分なリサーチ、緻密な構成、読者に響く文章力が必要です。これらのスキルを身につけるには、時間と努力が必要であり、決して楽な作業ではありません。
また、常にトレンドを追いかけ、最新の情報を取り入れる必要があるため、学習は絶え間なく続きます。楽して大金を稼げるという考え方は、プロフェッショナルなWebライティングの実態とはかけ離れています。
理由5. 納期に追われて仕事とプライベートの両立が難しい
Webライターの仕事は、納期が非常に重要です。
クライアントやプロジェクトによっては、短期間での納品を求められることも珍しくありません。納期を守るためには、しっかりとした時間管理が必要ですが、これが上手くいかないと、仕事とプライベートのバランスを崩す原因になります。
特に自宅で作業を行う場合、仕事時間とプライベート時間の区別がつきにくくなり、結果として過労やストレスにつながることも……。
理由6. 安定した収入を得られない
Webライターとしての収入は、安定しているとは言えません。
案件によって報酬が大きく変わる上、仕事の量も一定ではありません。また、新しいクライアントを見つけるまでの期間は収入が途切れがちになることも……。
このような不安定さは、特に月々の固定費や生活費がある人にとっては、大きなプレッシャーとなります。
継続的に安定した収入を得るためには、複数のクライアントと長期的な関係を築く必要がありますが、それは容易なことではありません。
理由7. 仕事を獲得するまでが面倒
Webライティングの仕事を獲得するプロセスは、時に面倒で困難です。
クライアントを見つけるためには、積極的な自己PR、効果的なポートフォリオの作成、そして多くの場合、競争の激しい案件応募が必要です。
特に初心者の場合、実績が少ないために信頼を獲得するのが難しく、仕事を得るためのハードルが高くなりがちです。
加えて、クライアントの要求に合った提案を作成するのにも時間と労力が要されます。案件に応募しても、必ずしも採用されるとは限らないため、継続的な努力が求められるのです。
これらの理由から、Webライターとして働くには、単に文章を書くだけでなく、多くの要素が関わってくることが理解できます。報酬の不安定さ、納期のプレッシャー、仕事獲得の難しさなど、さまざまな課題が存在します。
しかし、これらの問題を克服し、スキルを磨くことで、やりがいのある仕事として成り立つ可能性も十分にありますす。これらの点を理解し、挑戦を続けることが、Webライターとして成功への道を切り開くことになります。
Webライターをやめないほうが良い理由とは?

上記のやめたい理由で悩んでいる以上、まだまだWebライターとしては初心者レベルではないでしょうか。
そこで離脱するのは自由ですが、個人的にはWebライターほどおいしい仕事はないと思っています。Webライターはやり方次第で、スキル、営業力、高い報酬を得ることができます。
自身の体験談ですが、クラウドソーシングで比較的文字単価の良い案件を受注して、継続して仕事をこなしていくうちに、大手メディアの仕事を直接契約でどんどん回してくれるようになりました。
と思うかもしれません。
文字単価を高く設定しているクライアントは、大手企業から仕事を委託しているケースが多いと言えます。継続して質の高い記事を納品することで、その大手企業からの仕事を回してくれることがよくあります。
また、直接契約時に大手のクライアントでも相場がわかっていない場合が多く、こちらで出した見積りのまま契約してくれることも何度かありました。
(もちろんクライアントに納得のいく見積を出す必要があります。)
たとえば、見積で記事単価15,000円で出してもすんなり通してくれたので、その仕事を3時間で完了したら時給換算で5,000円になりますね。
時給5,000円って普通に考えても、それどんな怪しい仕事?ってなりますよね。しかもシステム手数料はクライアント持ち。
このような仕事を数社掛け持ちすることで、満足のいく収入を得ることは十分に可能です。ただし、それなりに難易度は高いです。
なので、Webライターは夢もあるし、摂取されるされないはやり方次第だと思います。
フリーランスも社会人もそうですが、生き残るコツって結果を出すのは当然ですが、忍耐とか粘り強さとか継続して取り組む姿勢が大切な気がしますね。
気づいたらライバルがいなくなっていた。なんてことはよくありました。
— フリカツ@フリーランス (@taka_taka_59) August 20, 2019
あとは、こちらでもツイートしていますが、まずは継続して続けることが大事だと思っています。
ただこの継続もただがむしゃらに継続するのではなく、目的を持って行動することが大切です。
Webライターにおすすめの本
Webライターとして生活できるレベルまで稼ぐためには、専門的なスキルや戦略がそれなりに必要になります。
Webライターとして基本的なスキルを知っておきたい。
効率よく仕事の生産性を上げる方法を身につけたい。
と感じている方は、こちらにライターとして読んでおきたい本を15冊紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
基本的なライティングスキルから仕事術、ライターとして必要なマーケティング関連の本まで網羅的に紹介しています。
まとめ
ここでは、Webライターが仕事をやめたくなる理由と、実はWebライターっておいしい仕事だよ!ということを実体験から解説しました。
せっかくWebライターになったのだから、途中であきらめてしまうのはもったいないですよね。
今の状況が稼げない、しんどいなら、なぜその状態が脱出することができないのか、今一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?