- 毎回ブログのキーワード選定で悩んでいるけどいい方法はないの?
- 機械的にキーワードを選定したい!
ここでは、このように悩んでいる方に向けて、ブログでキーワードを効率的に取得・選定する方法について解説しています。ブログで集客したい、収益を得たいと考えている方にとってキーワード選定は大切な要素の1つです。
また、キーワードが枯渇してネタ切れになってしまった場合に、有効な方法についても紹介していますのでぜひ参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ!
- 雑記ブログではなく特化型ブログで運営したい
- ブログで収益化したい
- 認知度を高めて仕事につなげたい
ではさっそく見ていきましょう!
目次
ブログのキーワードを選定するための4ステップ

ここでは、ブログでキーワード選定の基本を解説していきます。
使用するツールは以下の2つです。
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
キーワードの取得・選定の作業に入る前に、まずはキーワードの候補を見つけておきましょう。
たとえば、IT系の情報を発信したいなら、
- プログラミング
- プログラミング言語
- エンジニア
などですね。
それらのキーワードを元に必要なキーワードを洗い出していきます。
手順①:サジェスト検索ツールでキーワードを洗い出す
まずはサジェスト(候補キーワード)を取得するために、サジェスト検索ツールを使用します。検索ツールは網羅的に取得できるラッコキーワードがおすすめです。

使い方は簡単でキーワードを検索窓に打ち込むだけです。
ここではためしにキーワード「ブログ」で検索してみます。

すると、このようにサジェストが表示されます。
「全キーワードコピー(重複削除)」ボタンをクリックすることで、コピーできます。
手順②:キーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを取得
次にキーワードプランナーを使って、月間平均検索ボリュームを取得します。月間平均検索ボリュームは、ユーザーがそのキーワードで月に何回検索されているかの平均値のことです。
数値が大きいほど検索される回数が多く、その分ライバルが多いと思ったほうがよいでしょう。
ではキーワードプランナーを使って、ラッコキーワードで取得したサジェストの月間平均ボリュームを取得してみます。
以下の画面より「検索の平均ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。

そして、さきほどラッコキーワードで取得したサジェストを貼り付けて、開始ボタンをクリックします。

続いて、メニューより「過去の指標」をクリックすることで、おおよその月間平均検索ボリュームが取得できます。

ちなみに仕事で使っていますが、キーワードプランナーの有料アカウントでは正確な検索ボリュームを取得できます。
ただし、個人ブログの場合はだいたいの検索ボリュームがわかればOKです。
手順③:キーワードを整理する
キーワードプランナーでキーワードを取得したら、CSVまたはスプレッドシートの形式でダウンロードします。

ここではスプレッドシートにでダウンロードします。
このような内容で取得できます。

項目はたくさんありますが、必要な項目はキーワードと検索ボリュームだけなので、不要な項目は削除して整理していきます。
以下の項目だけ残して、他の項目は削除しましょう。
- Keyword
- Min search volume(月間最小検索ボリューム)
- Max search volume(月間最大検索ボリューム)
フィルタをかけて、Max search volumeの項目を降順で並び替えをします。これで、だいぶスッキリしました。

手順④:キーワードを選定する
あとは、一覧の中からブログの記事にを書くための候補のキーワードを選定するだけです。
ちなみにキーワードのブログ、ブログ ランキングなどの検索ボリュームが「10万〜100万」「1万〜10万」のキーワードは、ビッグキーワードと言われています。
- ビッグキーワード:10,000以上
- ミドルキーワード:1,000〜10,000
- ロングテールキーワード:1,000以下
月間平均検索ボリュームが大きいほど競合が強く、個人でビッグキーワードの順位を狙うのはレベルが高すぎるので、まずはボリュームが1000以下のロングテールキーワードから選定するのが無難です。
また、ロングテールキーワードを狙ったほうがターゲットも絞り込みやすく、記事も書きやすいといったメリットがあります。
ビッグやミドルキーワードに関しては、再度ラッコキーワードでサジェストを取得し、キーワードプランナーを使用することで、ミドルキーワードのサジェストのボリュームを取得できます。
たとえば、月間平均検索ボリュームが1,000〜10,000の「ブログ デザイン」に関連するキーワードを取得したい場合、
- ラッコキーワードで「ブログ デザイン」のサジェストを取得する
- キーワードプランナーで「ブログ デザイン」のサジェストの検索ボリュームを知る
- キーワードと月間平均検索ボリュームと一覧化する
このように手順①〜③で解説した内容を繰り返すことで、ミドルキーワード「ブログ デザイン」に関連するキーワードの一覧が取得できます。

とくに「ブログ」のようなサジェストが膨大にあるキーワードの場合は、ミドルキーワードを分解してキーワードを選定して書くことでテーマがぶれることもなく、SEO的にも効果があります。
また、今回の場合はキーワード「ブログ デザイン」が親記事(まとめ記事)になります。選定したロングテールキーワードを一通り書き終わったら、「ブログ デザイン」のキーワードでまとめ記事を作成しましょう。
以上が、キーワード選定の基本となります。
この方法なら当面はキーワードが枯渇して書くことがなくなってしまった・・・ってことは防げます。
- ブログのテーマとなるキーワードを決めておく
- キーワードが決まったらラッコキーワードでサジェストを取得する
- キーワードプランナーでサジェストの月間検索ボリュームを取得して一覧化する
- サジェストが多い場合はミドルキーワードを選定して再度②と③を繰り返す
- ロングテールキーワードから記事を書いていく
- 最後に親記事を作成する
キーワードが枯渇してしまった場合の対処法

上記の解説した内容でもある程度キーワードは取得できますが、サジェストが少ないキーワードによっては、すぐに枯渇してしまう場合があります。
そこで、ここではさらに深堀りして関連キーワードやブルーオーシャンキーワードを見つける方法について、解説していきます。
キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」を使う
キーワードプランナーでは、月間検索ボリュームを取得できるだけではなく、指定したキーワードで関連キーワードの一覧を取得することも可能です。
関連キーワードを取得するには、キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

このように書きたいテーマのキーワードを組み合わせて「結果を表示」をクリックします。

すると、このように関連したキーワードが取得できます。

候補が多い場合は「検索結果を拡張」のキーワードをクリックすることで、更にそのキーワードに関連した候補に絞り込めます。
キーワードを取得できたら「ブログキーワードを選定するための4ステップ」で紹介したように結果をダウンロードして一覧化しましょう。
COMPASSでブルーオーシャンキーワードを見つける
COMPASSは競合サイトの分析や検索の順位チェックなどが可能なSEO分析ツールです。
よく検索順位チェックツールGRCと比較されますが、GRCは月額制に対して、COMPASSは買い切りで8,778円のため、今後ブログを本格的に運用するならぜひ導入することをおすすめします。
また、COMPASSはキーワード選定機能がついているのも魅力の1つです。キーワード選定機能を使うことで、ブルーオーシャンキーワードを見つけることが可能です。
ちなみにブルーオーシャンとは、競合相手が少ない未開拓の市場のことを指します。つまりブルーオーシャンキーワードを見つけることで、ライバルが少なく検索上位を狙いやすいキーワードを簡単に見つけられます。
COMPASSでブルーオーシャンキーワードを取得する方法は簡単です。
- 「直接or関連」からキーワードを入力して、「キーワード拡張ピックアップ」をクリック
- 候補一覧から取得したいキーワードを「キーワード待ちリストに追加」に追加
- 「解析開始」をクリック
これで、このようにキーワード一覧が取得できます。

- inTitle件数:対象キーワードが含まれている件数
- allinTitle件数:対象キーワードが全て含まれている件数
inTitle件数に対して、allinTitleの件数が少ないほどブルーオーシャンキーワードになります。
ただし、元々検索ボリュームが少ない場合はそれほどKWを抽出できない場合もあります。そんなときは「階層を掘り下げる」で1か2を設定するとよいでしょう。
ただし、階層を掘り下げすぎると無限にキーワードを取得できてしまうので、いつまでも取得処理が終わらない場合もあるので注意が必要です。
取得した一覧はキーワードプランナーのようにCSVファイルなどにダウンロードできます。
ChatGPTでキーワード候補を洗い出す
ChatGPTでキーワード候補を洗い出す方法もあります。
たとえばプロンプトで以下のように入力します。
私は40代向けのブログを運営しています。
カテゴリ「◯◯」について、読者が検索しそうなキーワードを50個考えてください。
なお、キーワードは個人ブログでもSEOで1位を取れそうなキーワードを選定してください。
キーワードを洗い出したあとは「手順②:キーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを取得」で解説している検索ボリュームを取得します。
ただし、ChatGPTの最新VerであるGPT4でもまだまだこの分野は制度が低いです。初心者がラッコキーワードでキーワード候補を探すほうが確実でしょう。
まとめ
ここでは、ブログでキーワード選定する効果的な方法を探している方、そもそもキーワードの選定方法がわからないという方に向けて、効果的な方法を解説しました。
ブログキーワード選定の基本をおさらいすると、以下になります。
- ラッコキーワードでサジェストを洗い出す
- キーワードプランナーで月間検索ボリュームを取得する
- キーワードが枯渇したら関連キーワードやブルーオーシャンキーワードを洗い出す
ここで紹介した内容を駆使すればブログのキーワード選定に困ることもなくなるはずですので、ぜひ参考にしてください。