40代からプログラマーになるのはあり?
プログラマーになるための勉強法がいまいちわからない…
40代からプログラマーになることは素晴らしいキャリアアップであり、自分の人生の新たな章として最適です。
この記事では、40代でプログラマーになるための最適な戦略について、手順から新しいプログラミング言語の学習、ITスキルに投資することが有益である理由まで解説します。
さらに、学習を継続し、キャリアアップを図るためのヒントも提供する予定です。40代のプログラマーに興味がある方、もっと知りたい方は、ぜひご一読ください。
目次
40代からでもプログラマーになれる理由とは?

40代からでもプログラマーになれる理由は次のとおり。
- プログラミングを学べる環境が整っている
- プログラマーは需要が高い
- 新しいキャリア形成に最適
それぞれ解説していきます。
手軽にプログラミングを学べる環境が整っているから
最新のテクノロジーやアップデートを利用するのに、年齢は関係ありません。
現在では、手軽にプログラミングを学べるサービスがたくさんあります。これらのリソースを使えば、自宅にいながら、自分のペースで簡単にプログラミングを学ぶことができます。
そのため、独学でもアプリやウェブサイトを作成して、自分のスキルをアピールすることも十分可能です。
プログラマーは需要が高いから
40代でもプログラミングを学ぶべき理由のひとつは、需要の高さです。
コンピュータ・プログラミングの仕事は今後10年間でさらに増加すると予測されており、他の職業をしのぐ勢いです。
DX白書2021によると、「大幅に不足している」と「やや不足している」を足した割合が76%にものぼります。
このため、プログラミングの基礎知識を持っていれば、高収入の仕事に就くのにかなり有利になる可能性があります。
さらに、デジタル時代には技術に精通した人材が求められ、コーディングのスキルを持つ人材は他の候補者よりも優位に立つことになります。
独学で学ぶチュートリアル、オンラインクラス、コーディングブートキャンプなど、プログラミングを学ぶための幅広い選択肢がある今こそ、参加する絶好の機会です。
新しいキャリア形成に最適だから
プログラミングを学ぶことで、問題解決能力を高め、より分析的に考えることができるようになります。
ソフトウェア開発やウェブデザインなど、さまざまな分野でキャリアを追求する可能性が広がります。
テクノロジーが日常生活でますます影響力を持つようになるにつれ、プログラミングの力と範囲は広がり続け、さまざまな分野での仕事の機会も増えてきています。
プログラミングをスキルとして身につければ、IT業界での高収入な仕事から、全く新しいものを革新して生み出す仕事まで、幅広いキャリアが期待できます。
また、プログラミングを学ぶことで、デジタルリテラシーを身につけることができ、テクノロジーが産業を変革し、スマートな解決策を見出すための大きな力となることを実感することができます。
40代でプログラマーになる3つのメリット

40代でプログラマーになるメリットは次のとおり。
- リモートワークで働きやすい
- 高い収入が期待できる
- 柔軟性と独立性がある
リモートワークで働きやすい
プログラミングを学ぶべき理由の1つは、リモートワークが容易であることです。
ノートパソコンさえ持っていれば、いつでもどこでも実質的に仕事ができる自由と柔軟性を得ることができます。
これは、デジタルノマドや頻繁に旅行する人々にとって特に有益です。プロジェクトを持ち運ぶことができるため、時間とエネルギーをよりよくコントロールすることができます。
特にコロナ渦になってからは、フリーランス、転職向けの求人媒体でもリモートワークOKの求人が増えてきています。
求人媒体 | 求人数 |
レバテックフリーランス | 17,673件 |
doda | 21,431件 |
自分のスキルレベルを引き上げ、デジタルノマドになる自由を体験したいと真剣に考えているなら、プログラミングを学ぶことは、間違いなく検討に値することです。
高い収入が期待できる
プログラマーになるメリットは、高収入が期待できることです。
適切なプログラミングスキルを持っていれば、安定した快適な給与を得られるだけでなく、興味深く革新的なプロジェクトに携わることができる可能性があります。
さらに、この分野の仲間とのネットワークもあり、将来的に大きな利益を生む可能性があります。
プログラマーになることで得られる経済的・職業的メリットは非常に大きく、必要な知識やスキルを身につけるために投資することを厭わない人にとって、かけがえのないキャリアパスとなるのです。
柔軟性と独立性がある
プログラマーは、上述したようにリモートワークで働きやすく、非常に自由度の高い仕事です。
さらに、フリーランスのプログラマーになれば、自分のライフスタイルに合ったスケジュールで働くことが可能です。
多くの人が慣れ親しんでいる9時から5時までの勤務体系を避けることができるのです。さらに、率先して何かを作り、大成功を収める自由もあります。
自分のスキルを使って課題を解決することができ、雇用の安定性という点でも素晴らしい仕事です。現在の傾向では、ソフトウェア・エンジニアの需要は高く、技術の進歩とともにその需要は高まるばかりで、賃金や給与も上昇傾向にあります。
つまり、プログラマーとしてのスキルを活かして、成長のチャンスと素晴らしい金銭的報酬が約束された仕事市場に参入することができるのです。
40代でプログラマーになるためのおすすめ言語3選
40代からプログラマーになるために、学ぶべき言語は次のとおりです。
- Python
- Java
- PHP
Python|習得しやすく汎用性が高い

Pythonは、これからプログラマーを目指す人にも、経験豊富な人にも最適なプログラミング言語です。
Pythonは汎用性の高い高水準言語であり、習得が容易で、さまざまな用途に使用されています。
Pythonは、AI(人工知能)、データサイエンスの領域での有用性で最もよく知られていますが、ゲームの作成、Web開発、GUIプログラミングなどにも使用することができます。
さらにPythonは開発を効率化するためのライブラリやデータ構造も備えており、構文が大幅に簡略化されているため、開発者にとって有利な言語となっています。
これらの理由から、Pythonはソフトウェア開発者、データサイエンティスト、学生などに広く利用されており、非常に多くの分野で有利な言語となっています。
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Java|汎用言語で求人数も多い

Javaは非常に強力で汎用性の高いプログラミング言語で、20年以上にわたって開発現場で使われてきました。
その特長は、プラットフォームに依存しないことです。つまり、コンパイルされたJavaのコードは、Javaランタイム環境があれば、どのようなシステム上でも実行することができます。
新しいアプリケーションを構築する場合でも、既存のアプリケーションを更新する場合でも、Javaを使用することで、あらゆる開発プロジェクトに価値とスケーラビリティをもたらすことができます。
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PHP|Web開発で定番の言語

PHPは、Web開発用に設計され、サーバーに適したスクリプト言語です。
動的コンテンツ、データベース、セッショントラッキングの管理にも広く利用されています。
PHPは、あらゆるWebサイトの生命線である複数の組み込み関数を含む、多くの強力な機能を提供します。最もよく使われる関数には、文字列、数学、配列、オブジェクト指向関数などがあり、データの操作や処理を容易にし、開発者がコードを作成する時間を劇的に削減します。
PHPは、MySQLなどのデータベースや、AJAXやHTMLなどの一般的なフロントエンド技術との統合をサポートしており、Web開発者にとって最良の選択肢の一つとなっています。
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40代でプログラマーになるための6つのステップ

40代でプログラマーになるためのステップは、次のとおりです。
- プログラミングの基本を学ぶ
- 現実的な目標を設定する
- ひたすら練習する
- 問題解決のテクニックを習得する
- ポートフォリオを用意する
- 案件を探す
それぞれ解説していきます。
ステップ1:プログラミングの基本を学ぶ
プログラミングを学びたいなら、まずプログラミングの基礎を学ぶ必要があります。
基礎を学ぶことで、プログラミング言語の仕組みを基礎から理解することができ、コンピュータサイエンスの原理への理解も深まります。
コーディングのチュートリアル、動画、コーディングの練習問題などのオンラインリソースを使用することは、プログラミングを始めるのに素晴らしい方法です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、怖がらずに一歩ずつ進みましょう。やる気と根性があれば、どんな困難も乗り越えられるはずです。
なお、最短でプログラミングのスキルを身に着けたいなら、スクールも選択肢として検討しておきましょう。
スクールなら最短で効率よくプログラミングのスキルが身につかれますし、オンラインで学べるスクールも多いです。
また、転職やフリーランスとして案件探しまでコースとして含まれているスクールもあります。
ステップ2:現実的な目標を設定する
プログラミングを学びたいのであれば、目標を設定する必要があります。
明確で現実的、かつタイムリーな目標を設定することで、確実に成功するための組織的なロードマップを作成することができます。
目標は自分の目的に沿ったもので、測定可能であることを確認し、小さな一歩を踏み出し、楽しみながら取り組みましょう。
その過程で、目標達成のために必要なリソースを確認することも重要です。
一般的に、大きな目標を達成可能な小さな目標やタスクに分解することで、軌道に乗りやすくなります。最後に、進捗状況を振り返る余裕を持ち、成功を祝うことを忘れないでください。
ステップ3:ひたすら練習する
新しいプログラミング技術を習得するには練習が必要です。そのため、コードを書くのにかなりの時間をかけることが重要です。
コーディングのチュートリアルや、自分でプロジェクトを立ち上げるなど、選んだ言語に慣れるための方法はたくさんあります。
ステップ4:問題解決のテクニックを習得する
プログラミングを学ぶなら、問題解決のテクニックに精通する必要があります。
プログラミングを学ぶ上で、必ずなにかしらの問題に見舞われます。問題を特定し、理解し、解決する方法を知ることは不可欠です。
問題を論理的なステップに分解し、自信を持って解決策を明示できるようになる必要があります。
最初は難しく感じても、問題解決は練習によって培われ、向上することができるスキルです。
まずは、複雑な問題をより小さく、理解しやすい問題に分解し、データを可視化することから始めてみてください。
一度にすべてを分析するのではなく、より小さな情報間の関係に注目するのです。問題をより小さな情報に分解したら、その問題を解決するアルゴリズムを作成し、望ましい結果になるまでテストしてください。
ステップ5:ポートフォリオを用意する
プログラマーとして仕事をしたいなら、ポートフォリオを用意することをおすすめします。
自分のスキルをアピールするためのポートフォリオを作成することは、雇用主から注目を集めるための最良の方法の1つです。この重要なステップを省略しないようにしましょう。
ポートフォリオを作成する前に、どのプロジェクトが最も関連性があり、最もインパクトがあるか考えましょう。
また、あなたのプロジェクトを簡単に紹介できるよう、ラベル、ファイル、画像をすべて用意し、整理しておくことも大切です。
ポートフォリオを公開するには、以下の方法があります。
- SNSで公開する
- 自分のサイトやブログで公開する
- GitHubで公開する
- 各種求人媒体等で公開する
ポートフォリオは、実際に作成したWebサイトやアプリをインターネット上に公開するのも良いですし、画像付きの資料でまとめておくのもありです。
ステップ6:案件を探す
スキルを身に着けたら、実際に自分でできそうな案件を探してみましょう。
業界未経験の場合、まずはクラウドソーシングで実績を積んでからエージェントサービスに登録することをおすすめします。
40代でプログラマーになる際の心構えとモチベーション維持のコツ
40代でプログラマーに転職を考えている方は、独特の心構えが必要です。
モチベーションを維持するコツも併せて身につけることで、学習を継続しやすくなります。この章では、心構えとモチベーション維持のコツを詳しく解説します。
- 目標設定の重要性と具体的な方法
- 学習計画の立て方と進捗管理
目標設定の重要性と具体的な方法
40代でプログラマーになるためには、具体的な目標設定が重要です。
目標を明確にすることで、学習に対するモチベーションが向上し、進捗を確認しやすくなります。
目標設定には、短期目標と長期目標の2つを設定しましょう。
短期目標は、例えば「1か月後にはPythonの基本文法をマスターする」など、具体的で達成可能なものを。
長期目標は、「半年後にはフリーランスのプログラマーとして独立する」など、将来のビジョンを示すものを設定してください。
目標を達成した際には、達成感を得られるような報酬を設定することも効果的です。
学習計画の立て方と進捗管理
学習計画を立てることで、目標達成に向けた具体的な道筋が見え、モチベーションも維持しやすくなります。
まず、目標に合わせた期間を設定し、その期間を週ごとや月ごとに区切って学習内容を決めましょう。
また、毎日の学習時間を設定し、学習の習慣化を図ります。進捗管理には、カレンダーやアプリを活用して、学習内容や達成度を記録していくことがおすすめです。
定期的に振り返りを行い、必要に応じて学習計画を見直すことも重要です。
40代プログラマーが直面する挑戦とその対処法
40代でプログラマーを目指す際には、様々な挑戦が待ち受けています。
その対処法を知ることで、スムーズにキャリアチェンジを進められます。この章では、直面する挑戦とその対処法を以下の見出しで詳しく解説します。
学習時間の確保と効率的な学習法
40代になると、仕事や家庭の責任が増え、学習時間を確保することが難しくなります。
まず、毎日のスケジュールを見直し、無駄な時間を削減しましょう。
例えば、通勤時間や昼休みに学習を行うことで、効率的に時間を活用できます。
また、ポモドーロ・テクニックなどのタイムマネジメント法を取り入れることで、短時間でも集中して学習を進められます。
アゲインストな環境への対処
40代でプログラマーを目指す際、周囲の理解が得られないことや年齢差によるプレッシャーが生じることがあります。
そうした状況に対処するためには、自分の意志や目標を明確に伝え、周囲の理解を求めることが大切です。
また、年齢差によるプレッシャーには、自分の長年の経験や知識を活かすことで対処しましょう。
年齢を強みと捉え、プロジェクトマネジメントやコミュニケーション力を活かすことで、チームでの貢献度を高めることができます。
スキルのアピール方法と転職成功のポイント
40代でプログラマーへの転職を成功させるためには、自分のスキルを効果的にアピールすることが重要です。
まず、自己PRや履歴書、職務経歴書には、これまでの経験やスキルを具体的に記載しましょう。
また、ポートフォリオを作成して、自分の実力を直接アピールすることも効果的です。
GitHubなどのプラットフォームを活用し、作品やコードを公開することで、企業に対する信頼感を向上させることができます。
転職活動では、粘り強く情報収集を行い、自分に合った企業を見つけることが成功のポイントです。ネットワークを活用して、求人情報や企業の内情をリサーチし、効率的な転職活動を行いましょう。
まとめ
この記事では、40代でプログラマーになることが可能な理由と、そのメリット、そして3つのおすすめプログラミング言語と、プログラマーになるためのステップを説明しました。
40代でプログラミングの仕事を始めることは、可能であり、かつ充実したものです。正しい姿勢と努力で、簡単にプロのプログラマーになることができます。
この記事があなたのプログラマーへの道のりに役立てば幸いです。