カウンセラーの仕事に興味があるけど、なり方がいまいちわからない…
人々が自己理解と成長を得る手助けをするカウンセラーの役割は、40代からでも十分に挑戦することが可能です。
一見遅いと感じるかもしれませんが、この記事を読み進めることで、40代からカウンセラーを始めるメリットとデメリット、そしてその可能性を理解することができるでしょう。
新たな道を開拓する勇気を持つあなたへ、この記事は全力でエールを送ります。
目次
40代でもカウンセラーになるのに遅くはない理由とは?
40代でカウンセラーになる場合、決して遅すぎるということはありません。
この時点であなたは豊富な人生経験を持っており、それはカウンセラーとして実践する際に大きな利点となり得ます。
実際、40代は人生の浮き沈みを乗り切るのがどのようなものか、すでに対処法を知っている場合が多いです。
さらに、カウンセラーになることで得られるのは、経験的・精神的なメリットだけではありません。
時間的な余裕があるのなら、より多くのリソースを提供してくれる団体を調べたり、連絡を取ったりすることに投資してみてはいかがでしょうか。
経験や成長、知識を得る機会が増えることは、カウンセラーとしてのあなたにとって大きなメリットとなるはずです。
40代からカウンセラーになるには?
カウンセラーになるにはどうすればいいの?
カウンセラーになるために、学歴や資格はとくに必要ありません。
極端な話、サイトやブログを立ち上げ、SNSで宣言すればすぐにオンライン専門のカウンセラーとして、仕事を始めることも可能です。
でも、カウンセリングのスキルに自信がないし…
という方は、講座を受講したり、資格を取得することをおすすめします。
資格勉強の過程でカウンセリングの知識を体系的に身につけることができますし、資格を取得することで自信にも繋がります。
40代からカウンセラーになるためのおすすめ講座・資格
ここでは、カウンセラーになるためのおすすめの講座や資格が取得できるサービスを紹介します。
心理カウンセリング通信講座
現代社会における過労や仕事のストレスによる「心の病」が高まる中で、メンタルヘルスへの関心が増している背景を受けて設計されています。
産業カウンセラーやスクールカウンセラーのような公的支援事業が推進されている一方で、「たのまな」の心理カウンセリング通信講座は、自分自身の心の健康や成長について学ぶ人々のニーズに応えるための講座です。
複雑な社会環境や人間関係を背景に、心理カウンセラーのスキルを身につけたいという人々のために、心理学と応用心理学の一部門である臨床心理学について学ぶ機会を提供します。
心理カウンセラーを目指すためには通常、大学での教育が必要とされますが、この講座では、目的や学びたいカリキュラムに応じて、認定団体の養成講座で資格取得が可能となっています。
たのまなの通信講座は、専門的なスキルを身につけたいと考えるすべての人々に対して、自分自身のペースで学べる環境を提供しています。
JADP認定メンタル心理カウンセラー
JADP認定メンタル心理カウンセラーは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格で、医療や福祉、教育、産業界などで心理的に悩める人をサポートできるカウンセリング能力を備えていることを証明するものです。
受験資格は、JADPが指定した認定教育機関が行う教育訓練において、全カリキュラムを修了することです³。試験は年に2回(6月と12月)実施されます。
合格者には「JADP認定メンタル心理カウンセラー®資格」の称号が付与されます。この資格は、現在数多くの有能なカウンセラーが全国で活躍しています。
40代からカウンセラーになる3つのメリット
40代でカウンセラーになることは、素晴らしいキャリアアップになります。
カウンセラーになることを検討する人が多い年齢ではありませんが、さまざまなメリットがあります。ここでは、40代でカウンセラーになることのメリットを3つ紹介します。
- 今までの知識を生かせる
- 社会的に重要な役割を担える
- コミュニケーションスキルの向上
メリット1:今までの知識を生かせる
40代でカウンセラーになる最も大きなメリットは、自分の人生経験を、同じような問題で苦しんでいる人たちのために役立てることができることです。
人生を通してさまざまな苦難を乗り越えてきたことで、理解と共感の力を使って、さまざまな問題を抱えてる人に、指導と慰めの言葉を与える機会を提供できるのです。
また、40代でカウンセラーになることの大きなメリットは、成熟と経験によって自己認識力が高まることです。
これは、感情的な環境に対処し、人々の感情がどこから来るのかを理解する上で、非常に貴重なものです。
カウンセラーとして、表面的な問題だけでなく、その背景にある問題を見極め、伝えることができれば、クライアントを安心させ、有用で有意義な指導を行うことができます。
メリット2:社会的に重要な役割を担える
カウンセラーは、悩んでいる人々を助けるという、社会的に重要な役割を担うことになります。
40代でカウンセラーになることは、やりがいのある、価値のある経験になります。経験、成熟、そして仕事の安定性があれば、クライアントの人生にポジティブな影響を与えることができるかもしれません。
もしあなたがカウンセラーになることを検討しているのなら、今がそれを実現するための絶好の機会かもしれませんね。
メリット3:コミュニケーションスキルの向上
年齢とともに経験を積むことで、強いコミュニケーションと対人スキルが身に付きやすくなります。
40代のカウンセラーになると、深い悩みを抱えたクライアントを癒し、手助けすることができるようになります。
40代からカウンセラーになる2つのデメリット
ここでは、カウンセラーとして働くことの一般的なデメリットをいくつか紹介します。
デメリット1:精神的な負担が大きい
カウンセラーの仕事は、精神的な負担が大きく、厳しいものになることがあります。
クライアントが自分の感情を吐き出すのを許し、彼らの経験を乗り越える手助けをする必要があるかもしれません。
気をつけないと、感情的な荷物を抱えてしまい、一日中自分の感情を適切にコントロールできなくなりがちです。
カウンセラーは、感情的なサポートを提供するだけでなく、内なる混乱に対して現実的な解決策を見出すために、必要なガイダンスやリソースを提供することも忘れてはいけません。
1日のうちで何度か余裕を持った休憩時間を設け、サービス提供で疲弊しないようにしましょう。
正しい考え方、テクニックがあれば、カウンセラーとしての苦労を乗り越え、困っている人たちに貴重なサービスを提供し続けることができます。
困難な瞬間もあるかもしれませんが、人々が安らぎを見つけ、生活の質を向上させる手助けをしていることで、この仕事は充実したものになるのです。
デメリット2:燃え尽き症候群になる可能性
カウンセラーになることのデメリットとして無視できないのが、「燃え尽き症候群」になる可能性です。
燃え尽き症候群とは、肉体的または精神的な疲労と、達成感の低下や個人的アイデンティティの喪失を特徴とする、特殊な仕事上のストレスの一種です。
これは、対処が困難な状況であり、心身の健康に永続的な影響を与える可能性があります。
燃え尽き症候群の兆候はさまざまですが、一般的な兆候としては、
- 圧倒されている
- 自分の人生をコントロールできなくなると感じる
- イライラしやすい
- 普段楽しんでいることへの興味が薄れる
などが挙げられます。
その他の兆候としては、幸福感や健康を軽視することがあります。
メンタルヘルスに携わる人は、クライアントから脅迫や嫌がらせ、身体的攻撃を受けたという例もあります。
カウンセリングサービスを提供する際には、自分の環境に気を配り、安全を確保するための対策を講じることも重要です。
燃え尽き症候群になりそうになったら、定期的に仕事を休み、同業者に相談し、アドバイスやサポートを求め、自分がサポートされていると感じられるような活動に参加するなど、対策を講じることが大切です。
まとめ
ここでは、40代からカウンセラーの仕事に興味がある人に向けて、以下の内容を紹介しました。
カウンセラーは、人々の生活に変化をもたらす素晴らしい仕事となりえます。しかし、燃え尽き症候群や仕事に伴うリスクに注意することが重要です。
ストレスに対処するための手段を講じることは、カウンセラーとしての生活に確実に備えるための鍵です。